愛知県名古屋市には街中なのに喧騒をあまり感じず
自然、季節を楽しめる場所がいくつかあります。
たくさんの情報にあふれ、
たくさんの人と接し、
時間に追われ、
やることに追われ、
ちょっと心が疲れたなぁという時に
近場で自然や日本の四季や日本の伝統、文化などに触れ
自分ペースのゆっくり時間を過ごすと
「自分」を取り戻せます。
そんな場所のひとつ、八事にある「興正寺」をご紹介いたします。
八事山興正寺
八事山興正寺は真言宗の寺院で、創建は貞享5年(1688)。
長い修行の旅のすえ、高野山に至り、弘法大師の五鈷杵を授かった天瑞圓照和尚が八事の地に草庵を結んだことに始まります。
尾張徳川家二代藩主、徳川光友公が帰依して以来、尾張徳川家の祈願所として、歴代藩主とそれに連なる人々と深い縁を結んできたそうです。
![20221212興正寺201802大仏様](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/6800a14a5adb690158bdc78e2e710fde.jpg)
国の重要文化財に指定されている興正寺の象徴とも言える木造の五重塔建立は、「藩主の寺」から「民衆に開かれた寺」へと変化をとげる契機となったそうです。
![20221212興正寺201802五重の塔](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/586d5b8a89dc9ef693f8c3b1daac3360.jpg)
都会となった今も自然を残し、縁日やマルシェなどで賑わいます。
西山本堂奥にある普門園は拝観が可能で、大正時代の建築を遺す貴重な場所でお抹茶と季節の和菓子もいただけます。
団体になりますが、「茶の湯」や「写経」など、日本文化の体験もできるそうです。
(詳細は公式ホームページでご確認ください。)
散策で季節を感じる
境内はもちろん、散策路もあり、ゆっくり自然を、季節を感じることができます。
春には新緑そして桜、馬酔木、れんぎょうなど。
夏には蝉時雨の中、木陰で涼を感じながら、栗の花や芙蓉、紫陽花など。
秋にはあかや黄色に染まる紅葉、栗、彼岸花、姫リンゴなど。
冬には雪景色に生える万両、椿など。
四季折々の風を感じながら、自然を五感で楽しむことができます。
普門園
境内の奥の方に普門園があります。
瓦滝の水流や水の音、庭園の亀石、春にはしだれ桜など、四季折々楽しめる庭園をゆっくり眺めることができます。
回廊にはベンチもあり、風情に浸ることもできます。
![20221212興正寺201802回廊](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/94b27899e72458e38c8b2616cb390bcc.jpg)
竹翠亭
お抹茶と季節の和菓子を楽しめる竹翠亭。
岐阜市重要景観物指定建造物に指定されていた大正時代に海運王と呼ばれた日下部久太郎氏の邸宅を、移築・再生した建物です。
![20221212興正寺竹翠亭](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/6177da44486efdadba0dafd057a5dc3c.jpg)
建物も庭園もどこか懐かしさを感じます。
![20221212興正寺201802竹翠亭庭](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/ea432daaac6a97a5580795655c7c64d4.jpg)
お抹茶をいただくとき、椅子席もあります。
膝や腰の痛い人にはありがたいです。
![20221212興正寺201802竹翠亭茶室](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/ed364c5a6b5ccbfbc2f10d6aa57cdd39.jpg)
秋には窓越しに紅葉も見られます。
ガラス戸も今と違って、風情が増します。
![20221212興正寺2022年秋庭園](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/bdb795e2b7142c37d6ea669d69b50be2.jpg)
2022年秋のある日のお抹茶と季節の和菓子。
茶器も紅葉で季節を感じます。
この日の和菓子は、日本庭園で有名な足立美術館のお茶室でもお茶菓子になっているという
松江の三英堂さんの「日の出前」。
皮むき餡をしののめづくりという手間をかけた製造方法でつくられていて、甘さは控えめ、
しっとり品のある美味しさでした。
「日の出前」というネーミングも、陶芸家、河井寛次郎先生命名によるとか。
私自身も、日の出前で、これから日が昇るようにパワーをいただきました。
年末年始の手土産にもいいなぁと思いました。
![20221212興正寺2022年秋お抹茶](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/1dba0f06655107d6241e090b7b257989.jpg)
こちらは過去になりますが、2018年2月にいただいたお抹茶と季節の和菓子。
両口屋是清さんの
春の訪れとともに、山々がすこしずつ雪を解かしてゆく風情を蓬入り羊羹と練羊羹で彩った
「早春の日」
![20221212興正寺201802お抹茶](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/82df9f33b6c8df210f466a49665e024b.jpg)
2021年3月3日にお伺いしたときはあちらこちらに雛飾りがあり
目の保養もさせていただきました。
![20221212興正寺202103お抹茶](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/95e08ceef35af021fa67b4d779dbbaa9.jpg)
花の生け方にもセンスがあり☆彡
![20221212興正寺202103雛飾り](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/763bba0ff3aebe3e49a70ca4c724cc68.jpg)
貝合わせを想わす、素敵な花飾り。
![20221212興正寺202103ひな人形貝合わせ](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/d6370ab9698f90a23dfe681942485c63.jpg)
木製のかわいらしい五段雛飾り。
![20221212興正寺202103ひな人形1](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/4680a466196f9393aafd9fdf5e0511d3.jpg)
色合い、表情、屏風、小物など
目にした瞬間ノスタルジックを感じた
大西人形本店さんからの木製三段雛飾り。
![20221212興正寺202103ひな人形3](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/839cbfc798f65b9c622e07293104f5b2.jpg)
床の間には焼き物のひな人形もありました。
![20221212興正寺202103ひな人形2](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/4d37fcfa754fcec4510c7b6f2df57f07.jpg)
茶器にも雛人形が♫
![20221212興正寺202103茶器](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/93badbfe0b8f1c7af847b888b36e2d50.jpg)
私はお抹茶をいただく知識はあまりありませんが、
とても気楽にお茶をいただけるところです。
吐月宮
竹翠亭を出て坂を上がると、吐月宮があります。
こちらは、吐月宮権現が祀られ、
月の神秘と大自然の不思議に手を合わせ、
命の御祖に感謝して、
良縁成就と家族円満、子孫繁栄を願う。
![20221212興正寺201802吐月宮手水](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/9fa5b132139bead050383207e0edc7b5.jpg)
まとめ
![20221212興正寺2022年秋五重の塔と紅葉](https://happynotaneue.com/wp-content/uploads/2022/12/0708c0adc150598362db4c843cd2767e.jpg)
街中に在りながら、喧騒からはなれ、鳥のさえずりや、水の音
季節折々の彩り、花の香りなど
五感を通じて
ゆっくりゆっくり時間の流れる
ほっとひと息つける空間です。
心の疲れは知らぬ間にたまります。
たまにはちょっと寄り道して
自分時間、自分空間を過ごすのも
自分へのご褒美だと思います。
気になる方はぜひ一度足を運んで体験してみてください。
気になった場所へ足を運ぶと心が満たされます。
新しい発見があることも☆彡
心に素直に、正直に動くこと
ちょっとした心の状態で
happyになります♪
あなたのhappyの種植えのきっかけに、お役に立てますように🌟
本日の癒しの場所
八事山 興正寺
〒466-0825
愛知県名古屋市昭和区八事本町78番地
TEL:052-832-2801
駐車場もあります。
有料 平日 200円/60分
土日祝 300円/60分
(詳細は公式ホームページにてご確認ください。)
普門園拝観:
時間:10:00~16:00(最終入館15:30)
休館日:不定休
拝観料:500円(竹翠亭でのお抹茶と季節の和菓子つき)
※予約制となっています。
※突然伺った場合は、興正寺の社務所で聞いてみてください。
公式URL:
地図:
手土産に...
コメント